こんにちは。そそぴりです。この記事を読みにきていただきありがとうございます。
この記事では、簿記3級に2ヵ月で一発合格したそそぴりが、「試験時間が足りない!」場合の対処法など、簿記3級に一発合格するための必勝ポイント8選を詳しく解説します。
簿記3級の勉強をしてるけど、制限時間内に終わらない!!
試験時間がぜんぜん足りない!!どうすればいいの!?
「簿記3級は簡単」なんて言う人もいるけど、正直とても苦戦しています。
自分には才能がないから、諦めた方がいいのでしょうか。。。
簿記3級の勉強がうまくいかず心が折れそうです。
どうすれば諦めずに勉強を続けられるでしょうか。
こんなことにお悩みではないですか?
分かります。私も同じでした。
この記事では、「試験時間が足りない!」場合の対処法など、簿記3級一発合格に繋がる必勝ポイント8選を詳しく解説します。
なお、私が実践し、実際に2ヵ月で一発合格できた、具体的な学習方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
実際の学習手順や点数推移などを画像付きで解説しています。
勉強の仕方に困っている人は、きっとヒントが見つかると思います。
是非、この記事と合わせて読んでみてください。
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試験時間が足りない
前回の記事で、私が実践し、実際に2ヵ月で一発合格できた、具体的な学習方法 を詳しくご紹介しました。
自分なりに試行錯誤しながら学習してきたことを最短ルートで再現できるようにまとめました。
そこで今回は、改めて振り返ってみて気が付いた一発合格のための必勝ポイント8選をまとめました。
簿記3級の学習を始めて、いよいよ試験対策に入った時に、必ずと言っていいほどぶつかる壁、それが「時間が足りない問題」です。
試験時間が120分から60分に変更になったことで、圧倒的に試験時間が足りなくなりました。
そのカギを握るのが第1問の「仕訳」です。
仕訳を制する
「試験時間が足りない問題」を克服する上で、もっとも重要なのが「仕訳を制する」ことです。
つまり、前回の記事でもご紹介した、ふくしま先生のYouTubeと滝澤ななみ先生のホームページ練習問題の組み合わせで、徹底的に仕訳のスピードアップを図ることが重要なのです。
具体的な対策としては、前回もご紹介した通り、以下の2つを徹底的にやることです。
1つ目がこちら
ふくしままさゆき先生のYouTubeで仕訳スピードアップ
■簿記3級独学応援っ!⑱総復習問題70問(やさしめ 標準)<106分>
■簿記3級独学応援っ!㉔ 簿記3級本試験レベル(?)問題50問!<76分>
2つ目がこちら
滝澤ななみ先生のホームページでネット試験対策
■滝澤ななみのすすめ! ネット試験対応練習問題 仕訳問題に挑戦!
これら2つを徹底的に実施することで、最大の課題である「仕訳スピード」を飛躍的にアップすることが可能になります。
結論、
「ふくしままさゆき先生のYouTube+滝澤ななみ先生の練習問題」
で仕訳を制する(スピードアップ)
「問1→問3→問2」の順で解く
次に重要なのは、問題を解く順番です。
時間が足りないわけですから、問題を解く際の「時間配分」が成否を分けることになります。
簿記3級の問題構成と点数配分は以下のようになっています。
問題 | 点数配分 | 出題内容等 |
問1 | 45点 | 仕訳問題(3点×15問) |
問2 | 20点 | 各種問題から2種類がランダムに出題される <例> ・合計試算表/合計残高試算表 ・固定資産台帳/総勘定元帳 ・補助簿 ・決算整理の計算 ・商品有高帳の作成/各種計算 ・入金伝票/出金伝票/振替伝票 ・仕訳日計表/総勘定元帳 ・語句選択 等 |
問3 | 35点 | 概ね以下どちらかの問題が出題される (1)貸借対照表/損益計算書の完成 (2)精算表の完成 |
合計 | 100点 | 合格基準:70点以上 |
ポイントは以下の2つ。
・問1と問3で合計80点である(合格基準70点以上)
・問2の出題内容は多岐にわたる(苦手問題が出るとハマる)
つまり、問1と問3だけで合格点を上回ることができ、10点以内なら間違えても大丈夫、ということです。
結論、問題は「問1→問3→問2」の順で解きましょう
仕訳(問1)は15分で解く
仕訳問題(問1)は15分(1問1分)で解きましょう。
時間配分のイメージは以下です。
・問1:15分 (※長くても20分以内)
・問3:30分 (※長くても35分以内)
・問2:15分 (※最低でも10分は欲しい)
問1は、最悪1~2問(3~6点)なら間違えても何とかなりますので、ハマったところは長引かせず、エイヤーで次に進みましょう。
どんなに長くても20分以上かけたらアウトです。
結論、問1(仕訳問題)は15分(1問1分)で解きましょう。
問3は満点にこだわらない
問3は、概ね以下どちらかの問題が出題されます。
(1)貸借対照表/損益計算書を完成させる問題
(2)精算表を完成させる問題
どちらも、簿記3級におけるラスボス的な問題で、最も重要な問題です。
正直、この問題が解けなければ、簿記3級をマスターしたことにはなりません。
しかし、「精算表」も「貸借対照表/損益計算書」も本質的にはほぼ同じもの(精算表を完成させた後に、貸借対照表/損益計算書を完成させるもの)ですので、繰り返し練習すれば確実にマスターできます。
そして、満点(35点)も取れるようになります。
しかし、限られた試験時間の中で急いで解いていると、どうしても細かいミスは発生します。
そして、1箇所でもミスをすると、絶対に数字が合わなくなるので、その解明に時間を要します。
見直しをしてみて、ある程度すぐにミスを見つけられれば、修正すればOKです。
でももし、ミスがなかなか見つからず、時間がかかるようであれば、諦めて問2へ進んでください。
問3も、ゼロイチ(ゼロか満点か)ではなく、回答箇所の積み上げで部分点はもらえます。
満点(35点)にこだわらず、次へ進んでください。
目安は30分。どんなに長くても35分以内で解き終えてください。
つまり、問2のためにできれば15分。最低でも10分は残すようにしてください。
結論、問3は満点にこだわらない
問2は捨てる覚悟(ラスト15分)
最後は、問2です。
これまでお話ししてきたように、問2の配点は所詮20点しかありません。
そのくせ、出題形式が多岐にわたるので、得意な問題が出ればラッキーですが、苦手な問題が出ると一気にハマってしまい時間を浪費してしまいます。
私も「総勘定元帳だけは苦手なので出ないで欲しい」と願っていましたが、そう思っていればいるほど、あえて出題されるもので、キッチリ出題されて点数を落としました。。。
ですので、問1・問3は満点を取るつもりで頑張り、問2は最悪捨ててもいい、くらいの感覚で臨むのがおススメです。
とは言え、完全に捨てると20点まるまる失ってしまうので、ラスト15分は問2のために残す。
問3にどんなに手こずっても、最低でも10分は問2のために残しておくようにしましょう。
10分あれば、途中までしか解けなくても、おそらく半分(10点)くらいは取れるでしょう。
得意な問題が出れば、限りなく20点(満点)に近づけるでしょう。
重要なのは、問2(20点満点)は0点でも合格できますが、問3(35点満点)は0点なら絶対に合格できない、ということです。
結論、問2は捨てる覚悟で、ラスト15分でやる。
ちなみに、私の試験結果は以下でした。
問1 45点(45点満点) 全問正解
問2 14点(20点満点) 3箇所間違い
問3 27点(35点満点) 4~7箇所間違い
合計 86点(100点満点)
問1はなんとか満点が取れました。
時間的にもほぼ15分で終わりました。
まさに、ふくしま先生と滝澤ななみ先生のおかげです。
次の問3は「貸借対照表/損益計算書」の問題で、こちらも順調でほぼ15分で解き終わりました。
しかし、微妙に計算が合わず28,000円の乖離が発生。
いろいろ確認しましたが結局解明できず、泣く泣く諦めました(涙)
結局、問3で30分以上かかってしまい、問2に残された時間は13分程度でした。。。
問2のうち一方は、比較的簡単な補助簿回答問題でしたが、もう一方が超絶苦手な「総勘定元帳」の問題でしたので、かなり絶望的になりました。。。
そして運命の60分が経過し、絶望に打ちひしがれながら恐る恐る「試験終了」のボタンを押下したら、なんとか合格できていた、という結果でした。
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簿記3級は簡単ではない
簿記3級は簡単だとか、誰でもすぐに獲れるとか言う人もいます。
しかし、私の感想としては、ハッキリ言って、簿記3級は決して簡単じゃありません。
少なくとも、数学が得意ではなく、すでに勉強から遠ざかっている、40代後半のサラリーマンにとっては、ぜんぜん楽じゃなかったです。
想像以上に苦戦したし、途中、何度か心が折れそうになりました。。。
実際、簿記3級の合格率は40~50%前後です。
(第160回:50.9%/第159回:27.1%/第158回:28.9%)
年間約30万人程度の受験者のうち、約半数の15万人以上が毎年不合格になっている計算です。
でも、だからと言って、短期間で一発合格はできないかと言うと、そんなことはありません。
今回ご紹介した内容を地道に実践していただければ、絶対に合格できるはずです。
特に、私が試行錯誤しながら、時には遠回りして気が付いたことも、今回、最短ルートで合格できるように全体像をまとめましたので、私よりも短い期間で合格することだって十分に可能です。
大事なのは、簡単だと思って甘く見たりせず、難しすぎるからと思って尻込みしたりせず、簡単じゃないけど地道に取り組めば必ず合格できる、と自分を信じて謙虚に取り組むことです。
試験日は日曜日(前日が休みの日)にする
試験日については、なるべく日曜日(前日が休みの日)にすることをお勧めします。
統一試験を希望した場合は日曜日ですが、CBT試験を選択した場合は自分で日時を選べますので、その場合でも、なるべく日曜日(前日が休みの日)をお勧めします。
前回の記事でもご紹介した通り、前日はガッツリ試験対策を実施した方が、脳ミソが簿記脳になるのでおススメです。
直前答練や公開模試を複数回やって、ふくしま先生のYouTubeと滝澤ななみ先生の練習問題も繰り返しやった方が、自信にもつながるので、ぜひその時間を確保することをお勧めします。
Twitterで仲間をつくる
とは言え、簿記3級の学習を続けていると、どうしても合格できるのか不安になったり、心が折れそうになったりすることがあります。
でも、そんな時、同じように簿記3級の取得を目指して頑張っている仲間がいると、勇気が湧いてきて勉強を続けられるようになります。
Twitterで簿記仲間を見つけて、辛くなったときはフォロワーさんたちのツイートを見て励ましてもらいましょう
自分でも簿記勉強を頑張ってることを発信すれば、たくさんの方が応援してくれるので、とっても励みになります。
実際私も、当時はTwitterで簿記の毎日学習を宣言し、その状況を投稿することで、フォロワーの皆さんにたくさん応援していただきました。
当時(2022年2~3月)のTwitterを見ていただければ、私の苦悩の日々がお分かりいただけると思います(笑)
それに、何を隠そう、今回ご紹介した「ふくしままさゆき先生のYouTube」も「滝澤ななみ先生のホームページ」も、Twitter投稿を通じて知り合ったフォロワーさんのツイートから教えていただいたものなんです。
結論、Twitterは簿記学習の必須アイテムと言っても過言ではありません
とにかく毎日続ける
そして最後は、とにかく毎日続けることです。
毎日仕事をしながら、簿記の勉強を続けるのは、正直、大変です。
残業でヘトヘトになったり、飲み会で遅くなったり、どうしてもやる気が起きなかったり、そんな日もあるでしょう。
でも、それでも、毎日やりましょう。
1日30分でも、どうしても厳しい時は、最悪1日5分でも、10分でもいいので、とにかく、毎日続けましょう。
私は、毎日お昼休みの時間を使っていました
30分でも、15分でもいいので、お昼休みに少しだけでも勉強をしておくことで、
「とりあえず今日も勉強した」
と思えるので、とても気持ちが楽になります。
お昼休みが厳しい人は、朝起きて少しやるとか、通勤時間を使うとか、とにかくなんとか工夫して、とにかく毎日続けるようにしましょう。
そうすれば、きっと、一発合格できるようになりますよ。
なお、なかなか毎日続けられないという人は、両学長(リベ大)の「継続力を高めるコツ」を参考にしてみてください。私も一番大好きな動画のひとつです。(ちょっと何言ってるか分からないですね)
まとめ
ということで、今回は、簿記3級一発合格に繋がる必勝ポイント8選、について解説しました。
必勝ポイントは、
1.仕訳を制する
2.問1→問3→問2 の順で解く
3.仕訳(問1)は15分で解く
4.問3は満点にこだわらない
5.問2は捨てる覚悟(ラスト15分)
6.試験日は日曜日(前日が休みの日)にする
7.Twitterで仲間をつくる
8.とにかく毎日続ける
の8項目になります。
今回紹介した「必勝ポイント8選」を押さえて同じようにやれば必ず一発合格できるはずです。
なお、私が実践し、実際に2ヵ月で一発合格できた、具体的な学習方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
実際の学習手順や点数推移などを画像付きで解説しています。
勉強のやり方に困っている人は、きっとヒントが見つかると思います。
是非、この記事と合わせて読んでみてください。
また、FP3級に一発合格するための具体的な学習方法についても、以下にまとめましたので、ぜひ合わせて確認してみてください。
簿記3級は決して簡単ではないので、途中苦しい時期も必ずありますが、それを乗り越えた先に栄光が待っていますので、難しくても自分を信じて頑張りましょう。
あなたの簿記3級一発合格を心から応援しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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